あきまつりにご協力・ご参加ありがとうございました!
11月7日から12日までのあきまつりウィークが終了しました。
3~5歳児の子どもたちの「こどもみこし&すみれ音頭」からスタートし、5歳児が手作りのお店を開き、0~4歳児の子どもたちがお客さんでお買い物をしたり、みちくさの学童の子どもたちが、「おもちゃプロジェクト」として、手作りおもちゃの販売をしたりしました。
また、フィナーレとして、最終日12日には、お祭り係の企画、お父さんスタッフのブースなどで、子どもたちも楽しい時間を過ごせたのではないでしょうか?
皆様には、「ふりかえり」として、感想やご意見をいただきました。
●子どもたちが毎日おまつりの雰囲気を楽しんでいる様子でした。
●大人も子どもも楽しむことが出来ました。
●小学校の兄弟も参加でき、久しぶりに会った友達と、もり組に戻ったみたいに楽しく遊んでいる姿を
みていて、楽しい幼稚園時代を過ごしていたんだなとうれしくなしました。
●お父さんスタッフの方と子どもたちがとても楽しそうにしているのを見て、ほほえましかったです。
●1番小さいクラスですが、年少さんにあがってお祭りで踊るのが楽しみです。
などなど、ここには、書ききれないほど皆様のお気持ちがつづられていました。
このように、園での生活、行事の中で、子どもたちを中心に、園と保護者の方が一緒になって行うことができたことは、とても有意義なことだと考えています。また、そのことを、きちんと「ふりかえる」といったことも重要です。運営側、参加者側など、様々な方からの「ふりかえり」が、次年度の活動へとつながっていきます。 皆様からのお声を、今後の活動へとつなげ、持続可能なものとして、継続していければと考えています。
子どもたちの育ちで大切にしたいことは・・・
―未来からの留学生(子ども)とまちづくりー
自分も相手も、他の生き物も大切にする。過去から学び、今を大切にし、未来についても考えられる。予想できない事態が起こっても、助け合いながら乗り越えていく。幼稚園教育要領(以下参照)にもあるように、そんな子どもたちが、よりよい社会(まち)を創ることができるのではないか。
持続可能な社会の担い手である子どもたちを、大切に育て社会へと送り出したい。そうすることで、地域社会に貢献していきたい。
それが私たちが大切にしている「未来からの留学生(子ども)とまちづくり」という理念なのです。
「一人一人の幼児が、将来、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となる。(平成29年幼稚園教育要領前文の一部)」 (園HPより抜粋)
たくさんの「楽しいな」「不思議だな」「なんでだろう」と知的好奇心を揺さぶられる経験(実体験)をし、友だちと工夫しながら作ったり調べたり、話し合ったりする時間をしっかり持ちます。、誰かに言われて行うのではなく、子どもたち自ら遊びに向かうということが大切です。
楽しいからとことん遊び、結果的に、粘り強さや、友だちと協力する力、創造力、思考力、コミュニケーション能力など・・・が育っていきます。そのような数値では計りにくい大切な力(非認知能力といいます)が基礎となります。幼児期にはぐくまれたこれらの力を学童期以降の学習につなげていくことが大切です。
では、どのようにつながっているのでしょう…
架け橋プログラム
以前にもお伝えしましたが、「幼保小の架け橋プログラム」※が文科省より提示されR4年度4月から国全体でスタートしています。
※子供に関わる大人が立場を越えて連携し、架け橋期(義務教育開始前後の5歳児から小学校1年生の2年間)にふさわしい主体的・対話的で深い学びの実現を図り、一人一人の多様性に配慮した上で全ての子供に学びや生活の基盤を育むことを目指すものです。(文部科学省HPより)
あかみ幼稚園と赤見小学校は、架け橋プログラムが始まる以前から佐野市教育委員会と栃木県教育センターの援助を受けて7年前から行っている「幼小プロジェクト研究会」(以下幼小プロジェクト)を行い、お互いが理解を深め、緩やかな接続ができるよう学びあっています。
以前(数年前)の「幼小プロジェクト」で、当番活動について以下のことをお伝えしました。
あかみ幼稚園もり組では、クラスで動物のお世話や配膳活動を行いますが、「みんながやりたいのにやれない」、「みんなでやったほうが良いから」など、子どもたちに必然性が生まれた時点で始めることにしています。また、当番活動を始めるにあたって、クラス全員が当番にした方が良いということに同意した上で、納得をして始めることが大切であると考えます。それは、責任を持って活動してほしいと願うからです。単に当番活動を行っていくということではなく、決めるまでの過程が大切であると考えます。
それを受けて、赤見小では、教師が一方的に当番を決めるのではなく、子どもたちが必然性を感じ、主体的に決められるように変えたと報告を受けていました(数年前)。そして、今年度は、赤見小学校の先生から、さらに主体的な子どもたちの様子をお聞きしました(以下添付)。
このように架け橋期の子どもたちにふさわしい形で学びや生活の基盤を育むために幼小の連携が大切であると、改めて感じました。