運動会が行われました!

『未来からの留学生』である子どもたちの『きらり』と光る笑顔を大事にするために、私たち大人ができること、大切にしたいことを「あかみ幼稚園園長 中田幸子」と「メイプルキッズ施設長 長島弥生」がお届けします。お楽しみに!!
2022.10.31

10月は、あかみ幼稚園、メイプルキッズの運動会が行われましたね。普段の遊びを土台に行われたそれぞれの運動会を通して、子どもたちが見せた笑顔、友達との関わり、体を動かすことの楽しさなど、子どもたちの様子を、今回は、保育指導主任の久保と増田より、お伝えしたいと思います。

 

メイプルキッズ ミニミニ運動会では・・・

メイプルキッズ 増田 奈緒子

   

先日29日はメイプルキッズのミニミニ運動会でした。子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごしていただけたでしょうか。0歳児は「動物と一緒におどる」、1歳児は「くだもの狩りに行く」、2歳児は「皆でピクニックに出かける」というテーマのもと、運動会の活動を楽しんできました。どれも普段の子どもたちの様子から取り入れたものです。

このような子どもたちの活動は「ミニミニ運動会」という行事のためにあるわけではありません。

日常の生活や遊びを楽しんだ先に「ミニミニ運動会」がある、私たちはそのように考えています。日常で楽しんできた活動をお家の人と一緒に楽しむちょっと特別な日、それがメイプルキッズのミニミニ運動会です。これからも日々の生活や遊びを大切にしながら子どもの育ちを見守っていきたいですね。

 

0歳児・・・音楽が聞こえてくると、身体でリズムをとったり、手足を大きく動かしたりして楽しむ姿が見られていました。最後にたかいたかいをしてもらうところが特に大好きで、音楽が終わると「あー!(もう一回!)」と声を出したり、指差しして訴える場面もみられました。安心できる身近な大人と一緒に楽しむことで、リズムにのる心地良さだけでなく信頼関係も育まれていきます。

1歳児・・・自分の好きな果物を取ることを楽しむ他に、ネットのトンネルの高さに自分の体を合わせて通り抜けようとしたり、高さのあるマルチパネルをどのように超えていけばいいかを自分自身で色々試しながら体を動かす姿がありました。跨ぐ・くぐる・引っ張るなどの様々な動きを通して、さらに体を動かすことの楽しさを感じていきます。楽しみながら、体を動かすことで、脳への刺激、指先の動きなどの発達に繋がっていくのです。

2歳児・・・普段、ままごとや砂遊びなどの場面で保育者や周りの友達とピクニックごっこやお弁当ごっこを楽しむ姿が見られていました。そのことが、ミニミニ運動会の活動に繋がり、「今日も、ピクニック行ったよ!」と楽しむようになりました。その事を繰り返し楽しむ中で、「○○のつもりで」や「○○になりきって」遊ぶことが盛んになり、ごっこ遊びがさらに豊かになってきました。そして、友達と一緒に遊ぶ(過ごす)心地よさを感じ始めるきっかけになっていきました。

 

あかみ幼稚園 運動会では・・・

あかみ幼稚園 久保 智美

  

先日運動会が終わり、子どもたちは「友達と一緒って楽しい」「〇〇を探したい」「負けて悔しいけどまた頑張りたい」など、学年や年齢によって違いますが、様々な感情を味わう経験をしてきました。年長組では、運動会後リベンジ戦が行われ、当日負けてしまったクラスが勝つ経験もしてきました。その中で、喜びだけでなく時には悔しい気持ちにもなるということを感じたことで、相手の気持ちにも気付けるようになります。そのことが思いやりの心を持つことに繋がっていきます。

また、活動を通して様々な身体の動きをする中で、自然と運動機能が高まってきました。運動会後も、園庭で思いきり走るなど、全身を使って遊ぶ様子が見られています。このように、運動会という行事(運動会当日までのすべての活動)を通して、心も体も成長してきた子どもたち。それは、子どもたちがやらされているのではなく、自ら興味を持って楽しんだ活動だからこそ得られた成長なのです。

 

幼保連携型認定こども園 教育・保育要領解説  (内閣府.文部科学省.厚生労働省より)

心と体の発達を調和的に促すためには、特定の活動に偏ることなく、様々な活動に親しみ、それらを楽しむことで心や体を十分に動かすことが必要である。そのためには、園児の発想や興味を大切にして自分から様々な活動に楽しんで取り組むようにすることが大切である。

 

上記の通り、運動会等の行事(特定の活動)だけではなく、普段の遊びも重要です。秋が深まり室内だけでなく戸外での遊びも充実していきます。その中では、葉っぱの色の違いや秋の木の実など自然事象の変化も感じるようになると思います。私たち保育者は、様々な遊びや環境に興味を持つ子どもたちの些細なつぶやきに耳を傾け、興味関心を広げ、深めていけるよう、今後も関わっていきたいと思います。

 

 

あきまつりが行われます!

11月7日~11月12日は、あきまつりです。この祭りは、保護者会三役・お祭り係・お父さんスタッフ、職員の祭り係が中心となり企画運営し、3~5歳児クラスの保護者全員で、協同作業(子どもたちへのプレゼントを作成・商品袋詰め等)を行うなど、園と保護者とが協働で開催します。また、0~2歳児、みちくさ等の方たちも商品購入や、地域の方の抽選会への参加、企業の方なども協賛を寄せてくださるなど、たくさんの方々がこの祭りにかかわってくださっています。

このように、あかみ幼稚園という場を中心として、園・保護者・地域の方々が子どもたちを真ん中に、子育てを楽しむ、またそれを応援するような活動の一つとしてずっと続いています。形はその時々、時代の流れで変わっていくかもしれませんが、皆様と趣旨を共有し、共に大切にしていきたいと思っています。