1学期終業式・・・

『未来からの留学生』である子どもたちの『きらり』と光る笑顔を大事にするために、私たち大人ができること、大切にしたいことを「あかみ幼稚園園長 中田幸子」と「メイプルキッズ施設長 長島弥生」がお届けします。お楽しみに!!
2022.07.19

本日、3・4・5歳児は、1学期の終業式を行いました。

放送による終業式でしたが、返事など各クラスの反応がテラス越しに聞こえてきました。

 

とまと、早く大きくな~れ!
とまとの看板つくるんだ~

 

見えないところから聞こえてくる声に耳を傾けることは、幼児にとって結構難しいいことではありますが、園長の顔を想像しながら?聞いてくれていたのでしょうか。

さて、明日からは、家庭で過ごす子どもたち・バンビーニでの生活を送る子どもたちと、それぞれの生活となりますが、いずれもいっぱい食べて、しっかり休息や睡眠をとり、暑さに負けずに元気に過ごしてほしいと思います。

 

 

水遊び五感を使って楽しむこと

暑い夏が本番となりますね。メイプルキッズの子どもたちは、暑い夏、水遊びを通して、楽しんでいます。

ひとりひとり、水遊びに向かう姿は違います。子どもたちが水遊びで何を感じているのか?どんなことに興味関心を抱いているのかなど、保育者は一緒に遊ぶ中で、そのことを感じ取り、共感しています。

水の冷たさ、水の音、水がきらきらする光など、五感を使って、小さな体で思いきり楽しむことで、豊かな感性が育まれていくのですね。

7・8月まだまだ暑い日が続きます。2歳のお子さんは、長期の休みに入るお子さんもいますが、暑い夏を乗り越えるために、規則正しい生活(早寝・早起き・朝ごはん)を心掛け、夏バテしないように、過ごせることを願っています。

 

きゃはは~♡
気持ちいいね~♬

親子の良い関係を・・・

1号認定のお子さんは、毎日親子で過ごす時間が長くなります。2・3号認定のお子さんは、バンビーニ・ラルバでの生活になりますが、おうちの方との関わる時間も通常より多くなるのではないでしょうか。親子関係が良好な時はよいけれど、思うようにいかないとお互いイライラしてしまいますね。今回も理事長より、親業での子どもとのかかわり方についてお伝えしますので、ご覧の上、ぜひ実行してみてください。

 

とっておきの話 ★ 理事長 中山 昌樹

親業について PARTⅡ ~「わたしメッセージ」やってみませんか~

皆さん、前回の『わたしメッセージ』を使ってみましたか?普段と違った言い方で会話するので、最初はお互いに不慣れ。すぐに効果は出ないかもしれません。

しかし何が親を困らせているのかわかると、子どもは意外にそのことをやめます。ただ怒鳴られたのでは、なぜ怒られているのか子どもは理解できないでしょう。

さて今回は その2 混乱したり悲しんでいる子どもを助けたい時。

私がここでおすすめしたいのは、『能動的な聞き方』。これは困っているお子さんの気持ちを受け止めることで、自分から立ち直ることを促す関りです。

私の経験を一つ紹介します。それは新学期が始まったばかりの頃、家に帰りたい3歳児が大泣き。

自分のバスでないバスに乗ろうとし、止める保育者に抱かれると余計に暴れます。

 

そこで私は・・・。

 ☆「お家に帰りたいんだね。でもこのバスは○○ちゃんの家に行かないんだよ。」

…これではその気持ちを受け止められず、おさまりませんでした。私は眼鏡をとばされました。

 ☆「○○ちゃんは、今すぐ、お家に帰りたいんだね。」

…そのお子さんの気持ちのポイントは「今すぐ」帰りたい、でした。

 

「今すぐ」というその気持ちが受け止められたことで、その後、劇的な効果が見られました。

そのお子さんは自分から泣き止み、そのバスでは我が家に帰れないことを理解し、園庭に戻っていきました。

『能動的な聞き方』で気持ちを受け止められることで、子どもは自分で感情をコントロールするようになります。

はじめから子どもの気持ちのポイントを受け止められなくても、子どもが「違う」とか首を横に振ることで教えてくれます。先ほどの例では、ただ家に帰りたいのではなく「今すぐ」帰りたいというのが本当の気持ちでした。

このように、気持ちをわかろうとするコミュニケーションそのものが、大切なのかもしれません。

私はその後、バス乗り場で出会ったそのお子さんから、いつも声をかけられるようになりました。